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内容説明
日本、中国、韓国、インドなどアジア地域に伝わる怪奇譚、妖怪譚を総覧。古典史料・文芸作品はもとより、絵画、謡曲までも俎上に乗せ、妖怪、怨霊、鬼、怪異を一網打尽にする。
目次
中国の怪奇譚
韓国の怪奇譚
韓国の怪奇話―成俔の『慵斎叢話』の鬼神・妖怪話を中心として
日本の怪奇物語―斑女伝説と累伝説を視座として
日本の怪異譚―仏教と江戸怪談
近世怪奇絵画―怪異なるものの表現史
インドから日本に来た天狗
天狗の諸相
鬼子母神―悔い改めて守護神へ
捜神記
子不語―方に知る鬼の許の如き
『平家物語』と怨霊
謡曲の幽霊
時代を超えて生き続ける怪異―伽婢子
「翻案」という発想―『剪燈新話』から『伽婢子』へ
「牡丹灯記」と寓言
怪談咄の幽霊―「鏡ヶ池操松影」をめぐって
『怪談牡丹燈籠』の素材
皿屋敷
四谷怪談
『雨月物語』の風景
魂と死の民話―『遠野物語』の幽霊譚
岡本綺堂
鬼神力と観音力―泉鏡花文学における怪異と表現法
江戸川乱歩の異界―アイデンティティの鏡像
京極夏彦の怪
著者等紹介
志村有弘[シムラクニヒロ]
文芸評論家・相模女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。