偉人崇拝の民俗学

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585230519
  • NDC分類 387
  • Cコード C3039

出版社内容情報

人から英雄≒神へ
人々の心に結ばれる「伝説」のイメージ歴史上の人物は、共同体の記憶の中で変容し伝説化していく。
地元の英雄として、そして神として立ち現れる過程において、人々は彼らに何を託すのか。
武田信玄、徳川家康、楠木正成らを祀る神社や史蹟、祭礼を丹念に検証し、赤穂四十七士や大岡越前らの表象の現在に迫る。

はじめに

序章  研究史の整理と本書の方法

第一部 近代日本の神格化と偉人化をめぐる世相
 一 章 「顕彰神」論―楠木正成の表象史から
 二 章 偉人化される死者たち―近代の贈位をめぐって

第二部 神格化と偉人化の実態
 一 章 郷土の偉人の変容―山梨県における武田信玄祭祀の近世と近代
 二 章 偉人の発見―大岡忠相墓所の史蹟化と贈位祭の検討から
 三 章 伝説にみる偉人の神秘化と権威―信玄・家康伝説を中心に

第三部 現代社会における神と偉人
 一 章 神・偉人の観光資源化と祭礼・イベント―大岡越前祭と信玄公祭り
 二 章 教育資源としての神・偉人―赤穂市における義士教育を中心に
三 章 歴史上の人物をめぐる想起と語り―マスメディアと性差という観点から
 四 章 子孫であるということ―その立場性をめぐって

終 章 本研究のまとめと今後の課題―民俗学的歴史認識論に向けて

参考文献一覧
初出一覧
おわりに
索引

及川祥平[オイカワ ショウヘイ]
川村学園女子大学文学部日本文化学科講師。民俗学専攻。博士(文学)。
1983年、北海道生まれ。2012年、成城大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。成城大学民俗学研究所研究員/成城大学グローカル研究センターPD研究員を経て現職。
主な論文に「武田信玄祭祀史考」(『日本民俗学』268号)、「近代の贈位と人物顕彰をめぐる基礎的考察」(小島孝夫編『地域社会・地方文化再編の実態』所収)ほか多数。

内容説明

歴史上の人物は、共同体の記憶の中で伝説化する。人々は彼らに何を託すのか。武田信玄、徳川家康、楠木正成らを祀る神社、史蹟、祭礼から、表象の現在に迫る。

目次

研究史の整理と本書の方法
第1部 近代日本の神格化と偉人化をめぐる世相(「顕彰神」論―楠木正成の表象史から;偉人化される死者たち―近代の贈位をめぐって)
第2部 神格化と偉人化の実態(郷土の偉人の変容―山梨県における武田信玄祭祀の近世と近代;偉人の発見―大岡忠相墓所の史蹟化と贈位祭の検討から;伝説にみる偉人の神秘化と権威―信玄・家康伝説を中心に)
第3部 現代社会における神と偉人(神・偉人の観光資源化と祭礼・イベント―大岡越前祭と信玄公祭り;教育資源としての神・偉人―赤穂市における義士教育を中心に;歴史上の人物をめぐる想起と語り―マスメディアと性差という観点から;子孫であるということ―その立場性をめぐって)
本書のまとめと今後の課題―民俗学的歴史認識論に向けて

著者等紹介

及川祥平[オイカワショウヘイ]
川村学園女子大学文学部日本文化学科講師。成城大民俗学研究所研究員。昭和58年、北海道生まれ。成城大大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。民俗学専攻。成城大研究機構グローカル研究センターPD研究員。成城大および京都造形芸術大非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヨシツネ

2
全体的に求めていた視点と内容だった。人神研究と仏教的偉人の接続が必要などの指摘はまさにその通り。祟り神と顕正神は同等の歴史がある可能性の示唆も重要。メディア媒体の違いに注目する事はわかっていても忘れやすい2018/10/26

hr

1
湊川神社創建の部分だけを拾い読み。徳川慶勝の建議書の内容が載っていたり、吉田松陰の楠木正成に向けての言葉が載っていたりと、興味深い。論考が丁寧なのと、写真も豊富。他の箇所も読み進めたい。2017/07/17

onepei

0
人を神にする動機、実現への動き、活用など多岐にわたってとても興味深い。 参考文献も気になるものばかり。2017/04/08

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