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内容説明
南カリフォルニア・ラグーナビーチでの日常と祖国スウェーデン・スモーランド地方の回想を織り交ぜながら初老の移民アルバート・カールソンの目を通し、決して安住の“我が家”を得られなかった自らの人生。そして「命とは何か」を見つめ直す現代純文学作品。
著者等紹介
ムーベリ,ヴィルヘルム[ムーベリ,ヴィルヘルム][Moberg,Vilhelm]
1898年、スウェーデンのスモーランド生まれ。貧しい屯田兵の家庭に育ち、地方新聞記者のかたわら執筆活動に取り組むようになる。自身の出自を背景にした幾多の小説を発表したのち、第二次世界大戦中の1941年にはナチスを風刺した歴史小説Rid i natt!(今宵に駒を走らせよ)で商業的成功を収める。戦後、Utvandrarna(海外移民/49年)、Invandrarna(移入民/52年)、Nybyggarna(新開拓民/56年)、Sista brevet till Sverige(スウェーデンへの最後の手紙/59年)の大河小説『移民』4部作を手がけ、スウェーデン文壇を代表する国民的作家としての地位を不動のものとした。1973年没
山下泰文[ヤマシタヤスフミ]
東海大学文学部北欧学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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