内容説明
国家資格化されたことで、専門職としての責任と役割が明確になり、子育て支援の担い手として社会からの期待が高まる一方の保育士。しかし現在、国や自治体は、既存制度の見直しをすすめており、保育現場は激動の時期をむかえている。本書は、東社協保育士会所属の保育士1000人に行ったアンケート調査を基に、その専門性と労働環境の関係を探り、現場が抱える問題を明らかにする。
目次
保育士会のあゆみに見る保育者のすがた―私たちがめざしてきた専門職としての保育者
第1部 保育者の労働実態と専門性(保育者の労働環境と専門性の現実―東社協保育士会「保育者の労働環境と専門性に関する調査」から;調査結果の分析―保育の専門性とは何かを考える素材として;現場シンポジウム保育の仕事ってたいへん!!―揺らぎながらでも続けたい)
第2部 保育の質と専門性・労働条件の関係(子どもも大人も認められていると実感できる保育を考えるために;時代が求める保育実践の質と保育者の実践力量;プロとして保育者を処遇する―保育の質・専門性・労働条件)
著者等紹介
垣内国光[カキウチクニミツ]
1975年日本社会事業大学社会福祉学部卒業。1979年法政大学大学院社会学専攻修士課程修了。明星大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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