目次
第1章 親子
第2章 学校と教師
第3章 老人
第4章 児童文学のなかの旅
第5章 魔女と魔法使い
第6章 物言う動物たち
第7章 動物と人間のかかわり
著者等紹介
青木由紀子[アオキユキコ]
1983年東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程退学。山形大学教養部助教授を経て、和洋女子大学人文学群教授。専門研究分野、英語圏児童文学、キリスト教思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シルク
15
大好きな本について、的確な指摘がなされていると興奮する。その上絶賛されていると、鳥肌さえ立ってくる。「さすが旦那、分かってらっしゃる」と。以下、鳥肌が立ってなかなか戻らなかったところ。フィリッパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』(Tom's Midnight Garden)に関する記述ですな。→「トムとハティの友情は本物の友情であるが、トムは他に男の子の友だちがいれば、けっして年下の女の子と遊ぶような少年ではない。『トムは真夜中の庭で』は、典型的な普通の男の子、年下の女の子などとは遊びたがらない男の子が、→2018/05/20
ヴェルナーの日記
3
テーマ別に著作者が本を選び出して、書評した作品で、自分が、いまだ読んだことのない作品をいくつか取り扱ったこともあって、興味深く読むことができた。 ただ、数多くの作品を取り上げるのはかまわないが、一つ一つの書評に対する掘り下げが浅くなってしまっている箇所があることが残念なところである。2012/05/18
しき
1
「光の六つのしるし」がとりあげられた評論本の一冊。他の本も興味深いものが多く、ぜひ購入してもう一度じっくり読んでみたいと思う。2011/08/06
harak
1
文学は研究するものじゃないね。読んだことのある本は分析される対象になると、輝きを失う気がします。一方、未読の本の中ではいくつか気になるものがあったので、いつか読んでみたいです。2010/03/15