内容説明
無事な誕生と健やかな成長を願われる一方、売買され労働力として期待された中世の子ども。また賽の河原や石女地獄に、人は何を見ていたのか。中世の子どもをめぐる様々な実態を文献・絵画・文学・民俗史料から検証する。
目次
1 「甑落とし」と「土器破り」
2 アヤツコ考
3 子どもの御守り
4 働く子ども―売買される子ども
5 「子取り」
6 賽の河原の誕生
7 石女地獄について
著者等紹介
斉藤研一[サイトウケンイチ]
1966年東京都に生まれる。2001年東京大学大学院人文社会系研究科にて博士(文学)号取得。現在武蔵大学非常勤講師、東京女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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