目次
第1部 基礎と理論(認知の個人差の理論;情動的知性と知能;イメージ能力の個人差;認知の個人差の進化心理学的意味;認知の個人差と遺伝;認知の個人差の脳内機構)
第2部 展開と実践(視覚認知特性の個人差測定に基づく事故予防;社会的認知能力の個人差―自閉症スペクトラムから認知スタイル・モデルへ;高齢者の生活環境、ライフスタイルと認知機能;項目反応理論から見た認知の個人差)
著者等紹介
箱田裕司[ハコダユウジ]
1949年福岡県に生まれる。1977年九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、九州大学大学院人間環境学研究院教授(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hikaru
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男女の脳機能に性差がある――などの極めて慎重を要する個人差について、認知心理学ではどの程度の確度や精度を要求しているのか、またそれらはコンセンサスを得られているのか。(本文に「性差がある」として示されているデータと「性差がない」として示されているデータが紹介されているが、誤差の評価が示されていないので判断できない記述がある。というのは、p.54に「個人差を研究のための主要な変数としない場合,個人差によるデータの変動は平均化によって相殺するか,あるいは誤差とみなして処理する」とあるからである)2013/05/14
ayaka
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認知心理学も個人差を視野に入れても良いと思う。少しずつそういう風潮になってきているみたい。