出版社内容情報
ASDの子どもたちにソーシャルスキルを教えるにはどうしたらいいのか? 本書では、実践的アプローチとアドバイスを提示する。本書では、単にソーシャルスキル獲得に焦点をあてるのではなく、精神保健や学校教育の領域で増加しつつあるニーズに対応すること、この分野における最新の知見も分析している。
読後は、一つのSSTカリキュラムを提示するだけではなく、多くの理論的アプローチや臨床的介入をも視野に入れ、実践する人が個々のケースに合ったプログラムを組めるようになることを目指す。
第1章 はじめに
第2章 ソーシャルスキルアセスメントの臨床的アセスメント
第3章 ASDの人たちへのさまざまなトレーニング方法と応用について
第4章 SSTグループ
第5章 教室でのトレーニング
第6章 クリニックでのトレーニング
第7章 過程でのソーシャルスキルの促進
第8章 成人生活へ向けてのソーシャルスキルの改善
スーザン・ウィリアムス・ホワイト[スーザンウィリアムスホワイト]
梅永雄二[ウメナガユウジ]
早稲田大学教育学部教授
内容説明
発達障害を抱える子どもたちの社会性の問題は多岐にわたるものであり、大きな支障をきたすことになるが、それは単にソーシャルスキルの弱さだけが問題なのではない。臨床家や教師などは、かなりの頻度で二次的な精神医学的問題を抱える子どもたちに接している。本書では、その事実を踏まえ、単にソーシャルスキル獲得に焦点をあてるのではなく、精神保健や学校教育の領域で増加しつつあるニーズに対応すること、この分野における最新の知見も分析している。読後には、一つのSSTカリキュラムを提示するだけではなく、多くの理論的アプローチや臨床的介入をも視野に入れ、実践する人が個々のケースに合ったプログラムを組めるようになることを目指す。
目次
第1章 はじめに
第2章 臨床的評価とソーシャルスキルのアセスメント
第3章 介入の種類と、ASDに併せた改変の方法
第4章 SSTグループ
第5章 教室でのトレーニング
第6章 クリニックでのトレーニング
第7章 家庭でのSSTの促進
第8章 成人生活へ向けてのソーシャルスキルの改善