フィギュール彩<br> ワーキングガールのアメリカ―大衆恋愛小説の文化学

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フィギュール彩
ワーキングガールのアメリカ―大衆恋愛小説の文化学

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779170423
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0398

内容説明

南北戦争後、戦死した男性労働者の穴埋めとして、また製造過程における機械化により、未経験の女性にもできる仕事が増えたため大量に出現した「ワーキングガール」は、19世紀後半のアメリカの社会現象として、出版業界にも大きな影響を与えることになった―。過酷な長時間労働に従事する「ワーキングガール」を読者対象にした安価な「大衆恋愛小説」を軸に、文学史からこぼれおちた「大衆と読書」の関係を浮き彫りにする。好評既刊『ダイムノヴェルのアメリカ』(彩流社)の姉妹書!

目次

第1章 ワーキングガールの物語
第2章 ワーキングガールの物語の原型を求めて
第3章 世界をめぐるロマンス
第4章 ワーキングガール(働く女性)からワーキングガール(売春婦)へ
第5章 読者としてのワーキングガール
第6章 ワーキングガールの物語のパロディとしての『シスター・キャリー』

著者等紹介

山口ヨシ子[ヤマグチヨシコ]
1986年、津田塾大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、神奈川大学外国語学部英語英文学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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くさてる

13
「ワーキングガール」とは、南北戦争後のアメリカで労働現場に駆り出された未婚の白人女性労働者のこと。性差別が横行する製造工場などで長時間働きつつも、最低賃金さえ支払われない状況で、消耗品のように扱われていた彼女たちが、わずかな休憩時間に読みふけった、恋愛小説を通じて、彼女たちの意識を探った内容です。文学的には価値のないものと忘れ去られていたそんな大衆小説にこそ、市井の人々の現実が浮かび上がるということはきっと現代も変わらない。面白かったです。2021/06/06

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