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内容説明
本書ではおよそ主要な作品を選んで若冲の生涯に沿って配列し、さまざまな角度からの短い解説を加えている。また、若冲についてほんとうに知ってもらうためには同時代の文献が欠かせないので、漢文で書かれた史料は書き下し文か現代日本語になおして引用した。最後の総論では、十八世紀京都画壇がきわめて創造的な場であったこと、そしてそこにおいて若冲の成し遂げたものが孤立した営為ではなかったのを理解してもらうために、若冲とほかの画家たちとの共通する志向について少し説明している。
目次
序章 市場を逃れて自然を描く―商人から画家へ(エピソード・狩野派の画法)
第1章 最初から個性的―初期作品(若冲の人脈・大典;エピソード・鶏を映す―「松樹番鶏図」 ほか)
第2章 東アジア花鳥画史のモニュメント―動植綵絵(若冲の人脈・売茶翁;エピソード・雀を放つ ほか)
第3章 単色デザインの斬新さ―水墨画と版画(若冲の人脈・曾我蕭白;エピソード・金刀比羅宮の障壁画 ほか)
第4章 最後まで衰えない画力―物好きの晩年(若冲の人脈・木村蒹葭堂;エピソード・石峯寺の訪問者 ほか)
総論 伊藤若冲と江戸中期絵画の豊穣
著者等紹介
佐藤康宏[サトウヤスヒロ]
1955年、宮崎県生まれ。東京国立博物館資料課、文化庁美術工芸課勤務を経て、東京大学教授。主な研究分野は、室町時代末から江戸時代初めにかけての風俗画、また南画や伊藤若冲・曾我蕭白などの画家を中心にした江戸時代の絵画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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