内容説明
既存のマーケティング戦略研究の理論と現実のビジネス場面でのマーケティング実践。この橋渡しとなる実践的研究書。いま考えられるマーケティング戦略論の全貌をレビューし、新たな戦略論を模索する。
目次
第1部 戦略的マーケティング(ドメイン―マーケティングの市場対応が全社的ドメイン・コンセンサスを促進する;競争地位別戦略―経営資源の相対的差異による合理的競争を目指して)
第2部 マーケティング・マネジメント(CS(顧客満足)―データベース型CS戦略から感性型CS戦略への転換
CRM(顧客関係管理)―何のために顧客リレーションシップを活用するのか
ブランド戦略―ブランド・アイデンティティを創り、伝える
価格戦略―マーケティング戦略としての価格戦略
IMC(統合型マーケティング・コミュニケーション)―コミュニケーション統合からコミュニケーション自己増殖へ
SCM(サプライチェーン・マネジメント)―部分最適から全体最適への取組み)
第3部 分野別マーケティング(サービス・マーケティング―サービス・マーケティングの戦略構築に向けて;ソーシャル・マーケティング―社会的視点の導入による市場創造の構想;グローバル・マーケティング―企業活動の空間的拡大に伴うマーケティング戦略理論の発展;インターネット・マーケティング―アップローディング・ソサエティにおけるマーケティング戦略の転換;経験価値マーケティング―消費と消費者を包括的に捉える視点)
著者等紹介
原田保[ハラダタモツ]
多摩大学ルネッサンスセンター教授、戦略研究学会会長。1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。(株)西武百貨店取締役、香川大学経済学部教授を経て2003年より現職。日本ペンクラブ会員、ACADEMY OF MANAGEMENT会員、元米国シアーズ・ローバック社マネジメントトレーニー
三浦俊彦[ミウラトシヒコ]
中央大学商学部教授。1958年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了、博士課程中退。中央大学商学部助手、専任講師、助教授を経て、1999年より現職。その間、コロンビア大学ビジネススクール客員研究員、ESCP(パリ高等商科大学)客員教授、イリノイ州立大学客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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