内容説明
80年代以降、家族モデルは個人化への道を進むが、このパラダイム転換にはさまざまな相が存在する。家族変動が複雑で、かつ市場主義と社会主義が現実に併存する“非西欧の文化圏”を検討しながら、近代家族の多様性について考える。
目次
第1章 家族の比較研究に潜在する可能性をめぐって
第2章 本書における概念の定義と分析枠組み
第3章 社会主義期からポスト社会主義期へ転換するハンガリー
第4章 閉鎖的社会から開放的社会へ歩みつつある中国
第5章 伝統文化とアメリカ文化との葛藤に陥った台湾
第6章 脱亜から入亜へ転換する日本
第7章 家族社会学の多様性
第8章 「競合する家族モデル」論の構築
付録 テキストの内容(要約)
著者等紹介
ティボル,ライカイ・ジョンボル[ティボル,ライカイジョンボル] [Tibor,Rajkai Zsombor]
立命館大学国際関係学部准教授。京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻博士学位取得。専門領域:家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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