内容説明
子どものための「道徳」授業を問い直す。子どもと真正面に向き合う「対話」による道徳教育のあり方を、理論から実践例まで交えて展望する。
目次
1 道徳教育の課題(荒れる子どもたち?;子どもの問題行動の変遷 ほか)
2 日本の道徳教育―その現在・過去・未来(道徳教育の現状;教学主義と勅語体制の確立と展開 ほか)
3 道徳性の発達理論(道徳性の発達理論の二方向;社会規範への同調と道徳性の発達 ほか)
4 道徳教育の方法(ロールプレイングの授業;価値明確化の道徳授業 ほか)
5 秩序志向の道徳から創造志向の道徳へ(道徳の二つの役割―戦後教育における道徳の意味変容;義務論的倫理と徳論的倫理)
著者等紹介
徳永正直[トクナガマサナオ]
1952年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。大阪樟蔭女子大学人間科学部教授
堤正史[ツツミマサフミ]
1954年生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪成蹊大学現代経営情報学部教授
宮嶋秀光[ミヤジマヒデミツ]
1958年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。名城大学人間学部教授
林泰成[ハヤシヤスナリ]
1959年生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。上越教育大学学校教育学部助教授
榊原志保[サカキバラシホ]
1968年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。大阪成蹊短期大学児童教育学科講師
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