内容説明
自閉の翻訳家と作家が今こそ語る独特の身体感覚と世界観。読む人が増えれば、理解の輪が広がる一冊。
目次
第1部 気まぐれな身体感覚(雨ニモマケズ;季節の風物詩;くしゃみに拍手 ほか)
第2部 幸せな世界観(かもしれない)(神様のパシリ;クラスメートは学校の備品;学校に行くのか、学校が来るのか ほか)
第3部 自閉の生活法・序論―ニキ・リンコ インタビュー(エキゾチック・ペットの飼い方;食いしん坊というモチベーション;本人を信用していいか ほか)
著者等紹介
ニキリンコ[ニキリンコ]
翻訳家。幼い頃から周囲との違和感を感じながら育ち、30代になってアスペルガー症候群(知的面、言語面での遅れを伴わない自閉スペクトラム)と診断される。翻訳・執筆・講演等を通じて、自閉の内側を語る活動を精力的に続けている。近畿地方出身
藤家寛子[フジイエヒロコ]
作家・大学生。解離性障害を克服後、20代前半でアスペルガー症候群と診断される。自分が自閉スペクトラムと知ってから、幼い頃の追憶や診断後の心の動き、自分で編み出した生活上の工夫を、著書「他の誰かになりたかった―多重人格から目覚めた自閉の少女の手記」(花風社)にまとめた。九州地方出身
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