内容説明
「日本」を捉え返す視座を、いま、どう獲得していくのか。既存の取り組みにとどまらない新たな展開を考えるために。日本学に関心を持つすべての人への「導き」の書。歴史学・文学・社会学・表象研究・経済学・宗教学に軸足を置く執筆者により日本学の“方法”と“実践”を提示する。
目次
第1部 日本学の現状(海外における日本学の来歴;日本学の「場」をつくる―東北大学を事例に)
第2部 現代日本学の実践(現代日本学の実践1 グローバル・ヒストリー 日本学のための歴史学的手法とその実践;現代日本学の実践2 地域文化史 「地域文化史」の視点から考える現代日本学―俳諧の「旧派」の文化的実践を手がかりに;現代日本学の実践3 表象文化論 表象文化研究から日本学を考える―芥見下々『呪術廻戦』における“東北”イメージを導きに;現代日本学の実践4 宗教学 仏像から考える日本の「宗教」と「美術」;現代日本学の実践5 経済学 「東北」の産業・経済から見る日本;現代日本学の実践6 社会学 家族の変化と生活保障システム)
著者等紹介
伴野文亮[トモノフミアキ]
東北大学大学院文学研究科助教。専門は19世紀日本史、書籍文化史
茂木謙之介[モテギケンノスケ]
東北大学大学院文学研究科准教授。専門は表象文化論・日本近代文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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「日本学」が抱える課題 二つの「際(=きわ)」 日本学の現状: 海外における日本学の来歴 日本学の「場」をつくる―東北大学を事例に 日本学国際共同大学院プログラムと「日本学」 現代日本学の実践: グローバル・ヒストリーー日本学のための歴史学的手法とその実践 地域文化史ー地域文化史の視点から考える現代日本学 表象文化論ー表象文化研究から日本学を考える 宗教学ー仏像から考える日本の「宗教」と「美術」 経済学ー「東北」の産業・経済から見る日本 社会学ー家族の変化と生活保障システム2022/05/21