日本神話(岩波新書)
上田 正昭 著
目次
序 日本神話の再発見 神話の命脈 神代史観の推移 宗教と政治の渦 現代の課題 Ⅰ 神代史のなりたち 1 口 誦 と 記 録 神話の断層 記録と読みと 筆録者の主流 語部の古詞 諸国の語部 神話のいぶき 語言の間 2 神 話 の 舞 台 巫女の登場 神がかり サニワの役割 世継の翁と志斐語り 死者のまつり 殯とひつぎ 祖霊の誕生 3 三つの神代史 神話の歴程 筆録の背景 鎮魂の祭儀 『日本紀』の立場 韓の国の明暗 土着の韻律 くにこくにこ Ⅱ 天つ神の世界 1 天 地 の 創 成 神世七代 国生みの心象 河内王朝の儀礼 2 天つ神の誕生 三柱の貴子 ツクヨミと海原 スサノヲと根の国 アマテラスと高天原 3 皇祖神の源流 日の神の原像 タカミムスビの役割 高天の神王 タカミムスビの神人 Ⅲ 国 つ 神 群 像 1 天 と 国 と 荒ぶる神 日本的双分組織 遍歴する神 ヤタガラスの伝承 スサノヲの位置 神系の謎 2 葦原の中つ国 中つ国のイメージ 出雲の範囲 神名の交響譜 醜男の面目 出雲とカミムスビ 3 国ゆずりの軌跡 国つ神の服属 ことむけの構造 神賀詞の成立 意宇と杵築と 国ゆずりの完結 タケミカヅチと中臣氏 言霊の信仰 Ⅳ 神 話 の 重 層 1 山 上 来 臨 天降る神々 垂直型と水平型 高千穂の峰 さきともの神 詞章の背景 王権祭式の推移 2 海 上 遊 幸 死の起源 海幸と山幸 隼人あわれ 母子神の信仰 妣なる国 神々の転身 注 あ と が き
カート
カートに商品は入っていません。