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中国の歴史<4> 三国志の世界(講談社学術文庫 2654)

金 文京  著

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価格 \1,430(税込)         

発行年月 2020年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 433p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史
ISBN 9784065215685
商品コード 1032400726
NDC分類 222.01
基本件名 中国-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年12月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032400726

著者紹介

金 文京(著者):1952年東京都生まれ。慶應大学文学部卒業。京都大学大学院中国語学文学専攻博士課程修了。慶應義塾大学助教授,京都大学人文科学研究所教授などを経て,現在,京都大学名誉教授。主な著書に『三国志演義の世界』(東方書店)、『教養のための中国語』(大修館書店)、『漢文と東アジア――訓読の文化圏』『李白――漂泊の詩人 その夢と現実』(岩波書店)、『水戸黄門「漫遊」考』(講談社学術文庫)など。

内容

講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版。第2回配本、第3巻と同時発売の第4巻は、後漢末期から魏・呉・蜀の三国時代に焦点を当てる。
日本人にもっとも長く、広く親しまれてきた外国文学、『三国志』に語られる歴史は、どれほど史実を伝えているのだろうか。中国文学の研究者である著者が、小説『三国志演義』を手掛かりに、大抗争時代の戦乱と外交、文化と社会を解き明かす。
著者によれば、この時代は、現代にいたる中国の歴史を知るうえで、見逃せない重要性を持っているという。たとえば、小説では悪役の魏の曹操は、卓越した改革者であり、その子の曹丕、曹植は優れた詩人だった。曹操父子を中心とする文学運動が、後の唐詩の原点となったのである。また、広大な中国に、統一帝国を強く指向する理念が確立したのは、この時代だった。さらに、中国思想の骨格を成す儒教・仏教・道教が定着し、三教の間で論争と交流が行われるようになったのも、後漢末から三国時代のことだった。
また、陳寿の正史『三国志』や羅貫中の『三国志演義』では脇役だった呉こそが、実はこの時代を演出した影の主役だという。邪馬台国と朝鮮半島を含む東アジアの動乱は、現代に何をもたらしたか。文学から歴史を読む、中国通史シリーズとしては異色の一巻。〔原本:2005年、講談社刊〕

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