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魂の形について(ちくま学芸文庫 タ8-2)
多田 智満子
著
発行年月 |
2021年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
191p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784480510839 |
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商品コード |
1033729856 |
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NDC分類 |
914.6 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033729856 |
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著者紹介
多田 智満子(著者):多田智満子(ただ・ちまこ):1930-2003年。詩人・随筆家・翻訳家・フランス文学者。東京女子大学外国語学科・慶應義塾大学文学部卒業。著書に『定本 多田智満子詩集』(砂子屋書房)、『鏡のテオーリア』(ちくま学芸文庫)、『犬隠しの庭』(平凡社)など。訳書にマルグリット・ユルスナール『ハドリアヌス帝の回想』(白水社)、『サン=ジョン・ペルス詩集』(思潮社)など。
内容
鳥、蝶、蜜蜂などに託されてきた魂の形象。夢のようでありながら真実でもあるものに目を凝らし、想念を巡らせた詩人の代表的エッセー。解説 金沢百枝===いにしえより、鳥、蝶、蜜蜂、心臓などに託されてきた魂の形象。それらは、人間が無辺際の虚空を宿し、宇宙の反映でもあることの表れとして捉えることができる。例えば、水鳥は、その自在な動きにおいて、肉体の束縛を離れた魂のありかたと照応するものであっただろう。古人は、そこに単なる比喩にとどまらない、確かな実感を込めたのではなかったか。夢のようでありながら、しかし真実でもある霊魂について、明澄なまでに想念をめぐらした詩人の代表的エッセイ。解説 金沢百枝===生と死のあわい古人の霊魂観に込められた真実を見つめる、詩人の代表的エッセイ===【目次】1 たま あるいは たましひ 2 何を以て羽翼有るや3 白鳥 黒鳥 4 漂えるプシュケー 5 オシリスの国 6 ラーの舟 7 蜂蜜あるいはネクタル 8 魂の梯子と計量 9 心臓から蓮華へ あとがき解説(金沢百枝)