『ロビンソン・クルーソー』の著者として旺盛な文筆をふるい、日本の経済史家・思想史家にも影響を与えたダニエル・デフォー。彼の生きた初期近代を背景に、事実認識に傾注 ...
待望久しいデフォー本格的評伝がここに成る
クルーソーを生み出した人物は才気溢れる異能の人であった。本書は英国作家デフォーがもつ多面性に焦点を当てた研究書である。
イギリス小説の父とも称されるデフォーの小説言語の研究。鮮烈でリアルな描写の鍵を握る句動詞の構造を解明。
... デフォー,ダニエル:少年少女世界文学全集第 5 イギリス編( 2 ) (講談社 1959 ) 908-190-5 デフォー,ダニエル:西洋冒険小説集(日本児童文庫第 32 アルス 1929 0801432 デフォー,ダニエル:世界お伽噺第 1 編~第 5 編(博文館 1899 ) 908-117-1 5 ... ... 91 ...
... デフォーは、この作品を書き著す時点において、個性的なジャーナリスト(悪名も含め)で名の通った実名を用いずに、ロビンソン・クルーソーの自叙伝という形式を用いているのである。この傾向は、デフォーにしばしば見うけられ、たとえば一七〇一年に発表 ...
... デフォー/フィールディング篇』小山東一/朱ええ構わない、それも書け、これも書けという風に遣るらしい。ところがデフォーのはそうでない、万事実用から割出して、損得を標準にしているように見える。(固より比喩の語である。)塵一本でも書き落としては ...
十八世紀イギリスの「異端」文学者、ダニエル・デフォーとトバイアス・スモレットのフィクションを読み、英国小説と近代国家がどのように成立したかを論じる。
... デフォーを高く評価する。塩谷清人の大著『ダニエル・デフォーの世界』(世界思想社)は、デフォーの生涯と作品について余すところなく教えてくれる。マーティン・B・グリーンの『ロビンソン・クルーソー物語』(みすず書房)は、『ロビンソン・クルーソー ...