18世紀末から19世紀にかけての狂瀾怒涛のヨーロッパに生を享け、天才と美貌に恵まれた不世出の詩聖と仰がれながら、ギリシャ革命に自ら銃をとり、熱病に斃れた情熱の詩人バ ...

憂鬱と情熱―相矛盾する複雑な感情を抱えた近代的自我の詩人バイロン(1788-1824)は、“嵐の季節”とも言うべき時代の寵児として、36年の短く波瀾に満ちた人生を駆け抜けた。本 ...

訳者の熱い思いが結実した本邦初の完訳本。女性訳者と女性イラストレーターの新鮮なコラボにも注目!

... 詩にあふれる精神の自由への高らかな宣言は「強くあれ、一歩もしりぞくな」というエールを送っているようだ。バイロンの詩の引用は、( 1 )は新潮文庫『バイロン詩集』阿部知二訳、( 8 )は角川書店刊『世界の詩集 4 バイロン詩集』斎藤正二訳、( 5 )は『 ...

... バイロンは一八二四年四月、ギリシアの地で熱病にかかり、三六歳で没した。十代のころから筆者はバイロンの詩が好きで、文庫本のバイロン詩集を買って読んでいた。なにがよかったのか、いまふり返ってみると、その詩にひかれたというよりも、バイロンが ...

... 詩集』(「人生詩歌文庫」、人生社、人生社、昭和二十六年)これらの六点は崇文館の訳者の「序」に記された「彼の代表的な詩 ... バイロンも検索してみた。だが両者の石躍訳は見つからず、その代わりに松山訳の昭和二年の成光館版と同二十六年の人生社版の『 ...

... バイロン詩集/バイロン[著] ;幡谷正雄譯新潮社, 1924.5 1169A @ 2575 服部,伸六* 06328 処女懐胎/アンドレ・ブルトン,ポール・エリュアール思潮社, 1963.9 1169A @ 3039 [著] ;服部伸六訳(現代の芸術双書 1 ) 06329 生刑執行/服部伸六著思潮社, 1974.4 ...

... 詩集』間野藤夫訳『ハイネ詩集』阿部瓊夫訳『バイロン詩集』黒崎鉄夫訳『ヴェルレーヌ詩集』、浅野晃訳『ホイットットマン詩集』これらの訳者のうち、浅学のため浅野晃しか知らない。これらの詩集も『悪の華』と同様のシリーズで昭和十年前後に出版された ...