日露開戦の経緯と戦争の経過を簡潔かつ正確に伝えた普及の名著。なぜ日本は大国ロシアに挑んだのか。なぜ世界も驚くような勝利を収められたのか。政戦両略からていねいに解 ...

大江志乃夫. した。この間、沼田は『日露陸戦新史』(一九二四年)を執筆刊行し、『日露陸戦新史』はさらに九四○年に岩波新書として刊行され陸軍部内のみならず一般にひろく普及するにいたった。『日露陸戦新史』は新書一冊におさまる程度の字数の小著で ...

... 日露陸戦新史」二八頁)との作戦認識に立ち、したがって特に「兵力輸送の迅速」を要諦とした。なお陸軍統帥部の大方針は当初韓国の占領に止まったが、開戦直後更に満州及び烏蘇里に及んだことは既述のとおりである。これに対し海軍は大方針として分撃作戦 ...

... 日会司馬太郎『翔ぶが如く(全十巻) 』文春文庫司馬太郎『坂の上の雲(全八巻) 』文春文庫司馬太郎『殉死』文春文庫佐々友房『戦袍日記』⻘潮社佐藤鋼次郎『日露戦争秘史旅順を落すまで』あけぼの社沼田多稼蔵『日露陸戦新史』岩波新書谷寿夫『機密日露戦史 ...

... 日露戦役従軍日誌』陸軍軍医団、一九三六陸軍省編纂『明治三十七八年戦役陸軍政史』 (全十巻) 、湘南堂書店(復刻) 、一九八三谷寿夫『機密日露戦史』原書房(復刻) 、一九八二(文中『機密日露戦史』とした)沼田多稼蔵『日露陸戦新史』岩波新書、一九四〇 ...

... 日露戦史』への聞書の提供者名が確定できること、などの点で利用価値がある。日露陸戦新史。『日露陸戦新史』・沼田多稼蔵・一九四〇年・岩波新書。沼田が大尉として参謀本部部員時代に著述し、公刊したが一般には普及しなかったものを岩波書店で新書に ...

日露戦争研究会. 徳富蘇峰編著( 1917、1967 )『公爵桂太郎伝』乾坤巻、故桂公爵記念事業会、原書房徳富蘇峰編述( 1933 ... 史 4 産業化の時代上』岩波書店新田次郎( 1971 )『八甲田山死の彷徨』新潮社、のち新潮文庫所収沼田多稼蔵( 1924 1940 再版)『日露陸戦 ...

... 日露陸戦新史』(芙蓉書房、一九八〇年)東京日日新聞社・大阪毎日新聞社編『日露大海戦を語る―参戦二十提督回顧三十年』(東京日日新聞社、一九三五年)司馬遼太郎『坂の上の雲』第五巻(文藝春秋、一九七二年)平川祐弘『和魂洋才の系譜内と外からの明治日本 ...

... 新により国力の回復を期す必要がありといわれていた時代である。その有力な一助として約二十年前の日露戦争を考え直してみようとすることは大いに意義があり、当時の戦史課勤務の沼田多稼蔵大尉(陸士第二十四期、後に陸軍中将で終戦)は、この日露陸戦新史 ...