有名なデカルトの方法の詳しい規定はこの本にもとめなければならない。同時にここには彼の数学、自然学、形而上学の萌芽が生き生きと示されている。未完結の遺稿ではあるが ...

... 精神にとって有害なものとみなし( s )、さらに既成の論証形式(三段論法)を、真理の探究には無益な修辞学として斥けるとき( 6 )、自己の方法によって獲得されるものの真理性が、その方法自身の ... 精神指導の規則』を中心にしてデカルトにおける知の成立地平.

... 精神指導の規則」)とさえ述べた。では、方法とはどのようなものであろうか?彼はいう。「方法というのは、確実な、しかも容易な規則、つまり、それをたしかにまもるひとはだ理として認容したりすることなどなく、精神の努力を無益についやす ... 精神指導の規則.

... 精神指導の規則』(未完)は三十二歳頃、学問改革計画のために執筆したと推定され、デカルト没後、『自然学と数学とに関する ... 精神指導の規則』は一五〇ページぐらいの本ですが、精神がどういうふうに育っていくのかということが書かれています。のですが ...

... 精神指導の規則』(以下、レグラェと略記する)の第二規則によって直観の定義を検討してみよう。要約すれば直観とは「純粋かつ注意する精神の疑いなき把握」( mentis purae & atten- tae non dubium conceptum , A - T . X , p . 368 )である。この定義には ...

... 精神指導の規則』(注 3 ) (以下、「規則論』とする)を見なければなりません。この『規則論』は 1628 年頃の著作と言われ、真理発見の方法のための 2 個の規則から成る未完のラテン語論文で、デカルト流解析幾何学誕生に至る重要な 1 段階として位置づける ...

... 精神指導の規則』* 17 * 1∞ひら * 17 『精神指導の規則』デカルト著、野田文夫訳、岩波文庫(一九五〇年) 35.

... 精神指導の規則』, A - T , X , 374 以下。( 50 )『思索私記』, A - T , X , 214 ,及び『精神指導の規則』, A - T , X , 403-404 参照。( 51 )『方法叙説』, A - T , VI , 17。また『精神指導の規則』, A - T , X , 373 以下を参照。( 52 )『方法叙説 ...