この二人の親密な思想的交流の軌跡を追う

ウィトゲンシュタインの「言語ゲーム」、西田幾多郎の「絶対矛盾的自己同一」、鈴木大拙の「即非の論理」、さらにブッダ、龍樹、臨済、大森荘蔵、聖書など、無数の思想の奥 ...

... 西田哲学とは、多分なにものにもなり 「元来、自己否定を本質とする宗教は絶対他 ... 鈴木大拙とともに臨済宗に対してである。教学を本来もたない臨済禅が、言語による表象を求めねばならない時代状況のなかで、西田鈴木の「禅学 ... 西田哲学が、今日の仏教 ...

... 鈴木亨『西田幾多郎の世界』六四頁には、「彼が根本的に解明しようとするのはあくまでも日常的な世界なのであり、この日常経験の生活をもっとも深く捉えることによってもっとも深い哲学 ... 禅学と西田哲学-』青土社、一九九六年、二〇五一二一九頁、参照。( 1 ) ...

世界に日本文化として「禅の思想」を広めた鈴木大拙。彼の無二の親友であり近代日本が生み出した最大の哲学者といわれている、西田幾多郎。その、難解といわれる西田の思想 ...

神は如何に把握され思量されているかを考察した小論など豊穣で奥深い西田哲学に鋭く分け入り、その神髄に迫ろうと試みる小論集。

西田哲学に影響を与えた仏教思想とは何か?