出版社内容情報
教会建築から日用品にいたるまで,古典古代美術に規範を求める新古典主義美術は,フランス革命前夜からナポレオン時代を経て各国に広まり,さらには20世紀へと継承された.その激動の2世紀あまりを,世界的規模で捉えなおす.
目次
初期の展開―1750‐90年(イタリア、はるかな魅惑―グランド・ツアー;建築の革新―公と私の建造物;アキレウスからウルフへ―歴史画 ほか)
盛期―1790‐1830年(革命、戦争、ナショナリズム―政治に奉仕する美術;ワシントンからシドニーまで―古典主義の勝利;ギリシア風の群像彫刻の下でアイスクリームを食べる―新古典主義とともに生きる)
その後(クリスタル・パレスから現代まで―新古典主義の遺産)
著者等紹介
アーウィン,デーヴィッド[アーウィン,デーヴィッド][Irwin,David]
アバディーン大学名誉教授。18、19世紀ヨーロッパ美術史専攻。とくに新古典主義および風景画を研究
鈴木杜幾子[スズキトキコ]
東京大学大学院修了。明治学院大学教授。西洋近代美術史専攻
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