家永三郎集〈第14巻〉評論3(歴史教育・教科書裁判)

家永三郎集〈第14巻〉評論3(歴史教育・教科書裁判)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784000921343
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0321

出版社内容情報

60余年の長きをほこる家永氏の学問研究活動は,思想史・文化史から憲法論・裁判批判まで極めて広範多岐にわたる.その核心となる方法論は精緻な論証によって構成され実証的・理論的性格が濃く,「家永史学」と呼ばれる独自な学風を形成した.学界はじめ多方面に大きな影響を与えてきた氏の活動の全軌跡を伝える初めての著作集.

目次

第1編 歴史教育(敗戦―1950年代の歴史教育をめぐる問題;教育の国家支配に抗して(1960年代))
第2編 教科書裁判(教科書裁判と検定権者の思想;教科書訴訟十年;教科書訴訟をたたかいつづけて;教科書訴訟三十二年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

8
教科書訴訟に関して発表された原稿をまとめたものである。 明治憲法下で「国民を権力の意のままに操縦する」(本書342頁)教育統制が破滅的な戦争を招いたことの反省から、教科書検定が国家権力による学校教育を介した思想統制につながることを懸念している。 精神的自由に国家が介入してはならない、という著者の思想が明瞭であり、また国家権力が教育内容に立ち入ることの危険性を想起することができる。現在の学校教育の問題を考える上でも貴重な論考である。2020/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1798242
  • ご注意事項

最近チェックした商品