出版社内容情報
世界を席巻した学生の叛乱,文化大革命――激動と混迷の1960年代後半の若者たちの夢と痛みを共有しつつ,誠実に生きた知識人高橋和巳の代表的評論を収めた本書は,豊かな日本の怠惰な日常をも撃ちつづける.
内容説明
人間にとってもっとも汲み尽しがたいものは人間であり、人間の精神である―。世界を席捲した学生の叛乱、文化大革命…。激動と混迷の1960年代後半の若者たちの夢と痛みを共有しつつ、誠実に生きた知識人高橋和巳の代表的評論を収めた本書は、豊かな日本の怠情な日常をも撃ちつづける。
目次
戦後文学私論
失明の階層―中間階級論
孤立無援の思想
戦争論
戦争文学序説―運命について
戦後民主主義の立脚点
新しき長城
暗殺の哲学