岩波文庫
イギリス民話集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003227916
  • NDC分類 388.33
  • Cコード C0198

出版社内容情報

「ジャックと豆のつる」や「三匹の子豚」といったおなじみの物語をはじめ,妖精や人魚の登場する幻想的な話,イギリス人好みの怪奇現象や幽霊にまつわる話,さらにユーモラスな一口噺など,一○○篇の民話を集めた.ヴァラエティに富んだこの一冊のうちに,読者はおのずからイギリス的なるものを感じとることだろう.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

4
1890年『イギリス昔話集』と1894年『続イギリス昔話集』2巻からの87篇をもとに全100話が収められている。「ジャックの豆のつる〈豆の木〉」「三匹の子豚」などよく知られた話もある。むかし話、ふしぎな話、こっけいな話と3つのテーマに分類されている。「魔女の婆さん」は花咲か爺さんに似た話で、隣人の成功話を耳にした強欲な人物が、最後に欲のために罰を受ける因果応報の話。「夢の家」は予知能力と神秘主義が合わさったような作品。教訓話もあるが、他国人をからかったり、差別、風刺、オカルトなど子ども向きでない話も多い。2014/08/13

戦狐

1
イギリス、イングランド、アイルランドの各地の民話をむかし話、ふしぎな話、こっけい話に分けて収録しており、特にふしぎな話はゴースト大好き民族だけあってユニークな幽霊の話が豊富でした。 中国や日本の昔話と共通する物も多く、伝承経路を想像すると楽しいです2015/06/28

AR読書記録

1
おんもしろいなぁ。よく知る童話のかたちにまとまる前の、素材のまんまの味にあふれたお話を読んでいると、これを高校時代とかに読んでいたら、大学ではぜひ文学部に行きたいとか思ってたんじゃないかと思う。が、もちろん既にものすごい量の研究がある分野だとは思うので、もっとテーマを細かく絞ってみるなら、「動く亡骸」についてとか。突然起き上がった亭主の亡骸の目に射すくまれた女房の話の、「そのあとは死人らしくすっかりおとなしくなった」という〆がなんかツボったので。杉浦日向子『百日紅』にも動く亡骸(走屍)の話あるよね。 2014/02/28

ピコ

1
「梨の太鼓」がなぜか印象に残っている。お、お母さん…。

いのちゃん

0
おもしろかった!2016/12/28

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