内容説明
カリスマ「現代国語」講師が集大成した圧倒的方法論を一挙公開。コード読み、「ウロボロス型」の論など、国語力を鍛える目からウロコの技術。
目次
第1章 読みのための本質的トレーニング―「ウロボロス型」の論理構造を学ぶ(納得がいかない国語のテスト;「部分がわかる」「全体がわかる」 ほか)
第2章 コード読みとキーワードで文章が読めるようになる!(流行の論理コード;作家コード ほか)
第3章 書くための本質的トレーニング―「ウロボロス型」の論理の作り方(将棋と囲碁の違い;歌舞伎と能の違い ほか)
第4章 論争するための本質的トレーニング―わたしの論争術(日本人は自分の意見を言わない!?;日本はフクミの文化 ほか)
第5章 “自分が広がる”読書のトレーニング(声を出して読む効用;私の読んだ本)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
13
マキノ先生には河合塾時代に大変お世話になりました。といっても授業中はエロ話ばかりだったし、課外授業で焼肉屋に行ったことは覚えていますが、国語を習った記憶がありません。その後入試問題予想が的中したとかで、いつも間にかカリスマ講師の仲間入りをされたようですね。この本を読んでその評判も嘘ではないことが分かりました。こんな授業を受けたかったですね。ブックガイドとして参考になりました。2014/08/13
ちくわん
9
2002年9月の本。16名の作家コード、斬新。予備校講師の本であるが時代のためか、かなりハード系。読み書きに対して貪欲な追求。実例を評価する小論文。ある意味、人生を変えてしまいそうな「国語・現代文」講義だ。簡単!よくわかる!の真逆に位置する。2019/07/15
てながあしなが
9
ちびちびと読んだ。この人の授業は面白いかもしれないけど、本自体はあんまりおもしろいと感じなかったなぁ…文章には、論理を展開した後また冒頭の論理に戻るという「ウロボロス型」の論理というのは目新しかった。終章の討論術なんかは、相手のいないところで「ハイ論破、ドヤ?」と言っているような感じがして、あんまり見ていて気持ちいいものではなかった。もうちょっと書き方をマイルドにしたらもっと読み易かったのに。2018/02/09
砂の中のぴぃたぁ
2
「小論文の書き方」については新鮮なところが多く、採点者の気持ちも知ることができて大変面白かった。いずれ相手に論理で説明する機会が来るであろうから、今から訓練を積む必要性を感じた。2015/06/29
Hidekazu Asai
1
本書は大学受験用にも、一般人にも使える日本語の文章読解、書き方、そして論理的な考え方や熟語、評論で使われるタームなどを解説している本である。 何回も読んでは自分の日本語力を高めるのに最適な本ではないかと私は考えます。2019/01/20