内容説明
モーツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。…小林秀雄を代表とする「日本人の耳がとらえたモーツァルト」の系譜を考察、その音楽の魅惑を深淵、微妙性、謎などのキーワードによって解明する。惜しみない愛着と創見に満ちたモーツァルト論。
目次
１ 唯一者
２ 逃走
３ 深淵
４ 記憶
５ 調和
６ 謎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Toshiaki
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小林秀雄の著名な評論『モオツァルト』の検討に始まり、モーツァルトの音楽とその精神について様々な観点から探究を試みる。本格的な文芸評論であり、一読しただけでは理解が困難であるものの、作曲家の一般的なイメージに対して独自の見方を数多く提示している点が新鮮である。2016/08/28
AZALEA
0
★★★2011/03/11
