講談社学術文庫<br> インド仏教の歴史―「覚り」と「空」

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講談社学術文庫
インド仏教の歴史―「覚り」と「空」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596382
  • NDC分類 181.02
  • Cコード C0115

出版社内容情報

2400年の昔、ガンジスの支流域、菩提樹の木陰で、ブッダは何を覚ったか。入滅後、教団分裂の中で精緻に編まれるアビダルマ哲学。やがて大乗仏教が勃興し、中観・唯識により空の理論が体系化される。インド亜大陸を満たし、巨大なアジアの宗教ともなった仏教の流れを、真実のいのちへの「覚り」と一切の「空」というキー・タームのもとに展望する。

第1章 仏教の原点――ゴータマ・シッダッタの目覚め
第2章 部派仏教の展開――アビダルマの迷宮
第3章 大乗仏教の出現――仏教の宗教改革
第4章 空の論理――中観派の哲学
第5章 唯識の体系――瑜伽行派の哲学
第6章 その後の仏教――「空」の思想の行方


竹村 牧男[タケムラ マキオ]
著・文・その他

内容説明

二千四百年の昔、ガンジスの支流域、菩提樹の木陰で、ブッダは何を覚ったか。入滅後、教団分裂の中で精緻に編まれるアビダルマ哲学。やがて大乗仏教が勃興し、中観・唯識により空の理論が体系化される。インド亜大陸を満たし、巨大なアジアの宗教ともなった仏教の流れを、真実のいのちへの「覚り」と一切の「空」というキー・タームのもとに展望する。

目次

第1章 仏教の原点―ゴータマ・シッダッタの目覚め
第2章 部派仏教の展開―アビダルマの迷宮
第3章 大乗仏教の出現―仏教の宗教改革
第4章 空の論理―中観派の哲学
第5章 唯識の体系―瑜伽行派の哲学
第6章 その後の仏教―「空」の思想の行方

著者等紹介

竹村牧男[タケムラマキオ]
1948年東京生まれ。東京大学文学部卒業。専攻は大乗仏教思想。文化庁専門職員、三重大学助教授、筑波大学教授を経て、現在東洋大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yutaro13

15
釈迦から大乗仏教の空・唯識までの歴史を辿る。著者の専門である大乗仏教の思想に詳しいが、その分大乗寄りの記述が散見されるように感じた。無著・世親の唯識は唯心論に近いものと思えば何となく理解はできるが、龍樹の空の論理になるともはやよくわからない。長年積読状態の中村元『龍樹』を紐解くべきか。最近いくつか仏教関連の本を読んで「大乗非仏説」を支持する思いが強くなっているが、本書を読んでもそれは変わらなかった。ちなみに密教については本書に解説はないので別に補う必要あり。まあ今のところ密教に深入りするつもりはないが。2019/03/07

まえぞう

6
10年くらい前に読んだものを再読しましたが、難しいですね。書いたものを読むだけだと、宗教というよりは哲学のようです。キリスト教やイスラム教だとどうなんでしょうか?2017/08/11

大道寺

5
講談社学術文庫ってインドっていうか東洋系充実している気がする。原始仏教、部派仏教、大乗仏教の主要な経典(『般若経』『華厳経』『法華経』『無量寿経』)、空の論理、唯識哲学、と一通りのインド仏教の歴史を知ることができる。ただ、密教についてはあまり記述はない。本書の中のひとつの章レベルでよければ立川武蔵『はじめてのインド哲学』で補完できるかと思う。やっぱり中観派が一番難しい。色んな言葉が出てきて混乱するという意味では唯識の方が難しいが、哲学的な難しさは中観派が一番だと思う。(1/5)2012/06/19

まえぞう

4
仏教のシリーズ本を読み出したので、全体を概観できるように再読しました。それにしても中観と唯識は哲学ですよね。日本で浄土信仰に流れていったのが分かるような気がします。2019/11/24

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

3
仏教と一口に言っても、原始仏教、部派仏教、大乗仏教と様々。様々あるけれども、どれもみな仏教である。とすると、最大公約数というか、仏教の仏教たる所以とは何か、という観点からインド仏教の歴史を概説した一冊。取り分け、部派仏教と大乗仏教の違いの精神性について勉強になる。筆者がいうには、部派仏教の精神性は「これはダメ、あれはダメ(禁欲)」。大乗仏教は「自分はこう生きよう、という誓願」にあるという。筆者云わく「仏に出会って、自ら仏を目指し、他の人々を仏とならしめていく、無限の連環の壮大な久遠の物語」…何そのロマン。2020/01/04

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