講談社学術文庫<br> 紫禁城の栄光―明・清全史

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講談社学術文庫
紫禁城の栄光―明・清全史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597846
  • NDC分類 222.058
  • Cコード C0122

出版社内容情報

政治改革、安定した交易網、度重なる戦争……。14?19世紀、シナが中国へと発展する450年の歴史を活写する 。14世紀後半から19世紀初頭、アジア大編成時代を描く
「農耕帝国」と「遊牧帝国」が融合して、多民族・巨大国家「中国」が誕生した

偉容を誇る中華皇帝の王城=紫禁城は、モンゴル人が建設し、満洲人が遺したものである。遊牧帝国と農耕帝国の合体が生み出した巨大な多民族国家・中国。漢人たちが漢文化を育んだ2大河の流域「シナ」は、満洲・モンゴル・チベット・新疆の周辺をどのように統一したのか?14世紀後半の元の北帰と明の興起から、清の落日が始まる19世紀初頭まで、アジア激動の450年を描く。

数多ある類書の中で際立つ本書の特徴は、その視点・論理の明晰さと独創性とにある。本書の基本的視座は、漢人が主に住まい漢文化を育んできた「シナ」と、それとは別の歩みをたどってきた満洲・モンゴル・チベット・新疆をも包含する「中国」とを自覚的に区別し、この時代の歴史を「シナから中国へ」の展開として捉えるという、ユニークかつ核心を衝いたものである。このために、シナ史中心の類書とは一線を劃する一方、独立した民族史・地域史としてのモンゴル史・チベット史などとも異なって、これらを1つに融合した脈絡ある歴史として叙述することに成功している。――<「学術文庫版まえがき」より>

第1章 中国とシナ
第2章 乞食から皇帝へ
第3章 北京の紫禁城
第4章 元朝はほろびず
第5章 大ハーンと大ラマ
第6章 日本国王
第7章 大元伝国の璽
第8章 北京の四十日
第9章 国姓爺合戦
第10章 康熙大帝
第11章 草原の英雄
第12章 ポタラの宮殿
第13章 大義覚迷録
第14章 十全老人
第15章 揚州の画舫
第16章 紫禁城の夕陽


岡田 英弘[オカダ ヒデヒロ]
著・文・その他

神田 信夫[カンダ ノブオ]
著・文・その他

松村 潤[マツムラ ジュン]
著・文・その他

内容説明

偉容を誇る中華皇帝の王城=紫禁城は、モンゴル人が建設し、満洲人が遺したものである。遊牧帝国と農耕帝国の合体が生み出した巨大な多民族国家・中国。漢人たちが漢文化を育んだ二大河の流域「シナ」は、満洲・モンゴル・チベット・新疆の周辺をどのように統一したのか?十四世紀後半の元の北帰と明の興起から、清の落日が始まる十九世紀初頭まで、アジア激動の四五〇年を描く。

目次

中国とシナ
乞食から皇帝へ
北京の紫禁城
元朝はほろびず
大ハーンと大ラマ
日本国王
大元伝国の璽
北京の四十日
国姓爺合戦
康煕大帝
草原の英雄
ポタラの宮殿
大義覚迷録
十全老人
揚州の画舫
紫禁城の夕陽

著者等紹介

岡田英弘[オカダヒデヒロ]
1931年生まれ。1953年東京大学文学部卒業。1957年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。1966年東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教授就任、73年同教授、93年定年退職。現在東京外国語大学名誉教授、東洋文庫研究員

神田信夫[カンダノブオ]
1921‐2003年。1943年東京大学文学部卒業。1957年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。東京大学文学部助手を経て、1949年明治大学文学部助教授就任、56年同教授。92年定年退職、明治大学名誉教授、東方学会会長、東洋文庫研究員

松村潤[マツムラジュン]
1924年生まれ。1953年東京大学文学部卒業。1957年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。1962年日本大学助教授就任、70年同教授、94年定年退職。現在日本大学名誉教授、東洋文庫研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

17
副題に『明・清全史』と書いてあるが、むしろ元朝滅亡後の北方遊牧民族の歴史(北元~オイラト~ジュンガル)の記述の方が面白い。普通、教科書では、元朝は1368年、大都(北京)が明軍に占領された時に滅びたことになっているが、実は元朝は滅亡したわけではない。元朝はこれから20年間の長きにわたってモンゴル高原に本拠をかまえ、東方は満州を通じて高麗とつながり、西方は青海、チベットをへてモンゴル勢力と連絡をとって、建国早々の明朝を三方から脅かす態勢を保っていた。これを北元(1388年ブイル・ノールの戦いで滅亡)という。2017/12/22

sibasiba

9
元帝国滅亡後のモンゴルが興味深い。オイラットやジューンガルの響きからしてワクワクする。チベットの歴史とダライ・ラマの誕生の経緯も興味深かった。白蓮教や考証学と気になるポイントもあったので今後調べてみよう。2013/12/02

中島直人

7
元から清までを、いくつかのエピソードを通じて俯瞰的に見ることができる。なので面白おかしく読むことが出来たが、分析は浅く、知的満足感は得られない。2015/09/12

なつきネコ

5
とりあえず元からの流れを立場から見る資料だな。たしかに明は元のような大きな国家になりたかったとか、元は滅びずにしぶとい。まぁ、個人的には流れが淡々としすぎてツライ。なんとか、万暦帝から清建国までの流れがしっくりきた。崇視帝の最後は本当に見ていて滅びのせつなさを語り泣けてくるな。その分、成功の鮮やかさは誇らしく思える。2014/06/24

ユウティ

4
これシリーズもの?分かりやすく平易な感じに書かれている。モンゴル、チベット、台湾、韓国、日本と範囲も広い。息切れしてしまった。タイトルの紫禁城というのは明朝・清朝もしくは北京の象徴的な意味で付けられていたのかな。紫禁城そのものや、そこでの暮らしについてはあまり突っ込んでいなかった。2021/07/01

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