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内容説明
パソコンが普及し、コンピュータ・ネットワークが急速に広まりつつある現在、その便利さ以上に危ない側面も無視できなくなっている。悪玉ハッカーによる詐欺、個人情報の盗用、コンピュータ・ウイルスによる破壊行為など直接犯罪に結びつくものから、情報の流出や改ざんなど電子メールや電子マネーに内在する本質的な危うさまで、その範囲は多岐にわたる。まさにインターネット時代の影の部分といえるこうした危険と犯罪の正体を明らかにし、私たちが何に気をつければよいかを考える。
目次
序章 他人事ではなくなった危険性―パソコンとパソコン通信には「犯罪」がいっぱい
第1章 あなたのデータは狙われている―ハッカーとクラッカー
第2章 何気ない行為が犯罪になる―変化した「コピー」の概念と著作権
第3章 突然パソコンが使えなくなる日―ウイルスとワクチン
第4章 パソコン通信は良い人しか利用していないのか?―パソコン通信での個人情報の守り方
第5章 流行の裏にある落とし穴―インターネットは安全か?
第6章 原子爆弾製造法からわいせつ画像まで―表現の自由とプライバシーの問題
終章 法と技術の綱引きの中で―法規制の現状と今後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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#感想歌 犯罪の概念世界で異なるし戦場とつながっているしね。 p.s.ネットには、原子爆弾製造方法をはじめ、危ない情報がたくさんある。ウィルスがばらまかれ、パスワードを盗まれたり、詐欺にもあう。話題はいろいろあるが、なぜ、ネットが危ないのかの根拠が明確でない。もともと、研究ネットワークおよび軍事ネットワークとして構築され、他人のコンピュータを自分のコンピュータのように使えることが目的だったことを、体系的に説明していない。参考文献が「ハッカーズ」だけなのはさびしい。参考にしたもの10冊は文献としてほしい。 2017/09/18