内容説明
「頭がよい」という言葉は、日常的によく使われる。しかし、実際にその基準はどこにあるのだろうか。偏差値が高い、学校の勉強ができる…それが頭がよいということと、必ずしも同一でないのは、もはや自明になっている。では本当の意味で、頭がよいとは何だろうか?本書は、柔軟な発想やひらめきを必要とする名作パズル、難問・奇問を紹介しつつ、「天才」たちのエピソード、知能(IQ)をめぐるさまざまな事象などに触れ、「頭がよい」とは何か、どうすれば頭がよくなるのかを探っていく。
目次
あなたは次の問題が解けますか?
世界一知能の高い女性
モントリオール会議
何が測られるべきか、何が不必要か?
知能指数(IQ)
問題点
デボノの水平思考
なぞなぞ
トリックかいかさまか
考えられないことを考える〔ほか〕
著者等紹介
植島啓司[ウエシマケイジ]
1947年東京生まれ。東京大学卒。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学専攻)博士課程修了後、シカゴ大学大学院に留学、M・エリアーデらのもとで研究を続ける。1980~2002年、関西大学講師・助教授・教授を歴任。1990~91年、NYのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ(人類学)客員教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
22
面白パズル+ヨタ話。裏白多すぎてスカスカ。知能についての理解も非常に浅薄。高校生の時に読んだ記憶あるけど今回は仕事で。2021/07/29
蒼雨
16
単純に頭がいいってなんなんだろうなーって思って、職場の先輩の職場の本棚漁ってたら出てきたので借りてきて読んでました。新書が苦手なわたしでも、パズルとかあってすごく読みやすかったし、なかなかに興味が持てたお話でした。結局、頭がいいって何?って疑問に答えはなかった気がしましたが……2019/02/03
蓮華
15
頭がいい人というのはものの見方が普通の人と違うのだろう。 文中に頭の体操的な問題があるが 、ほぼ解けなかった私は凡人だな。 天才は短命が多いようだ。2017/10/08
inami
11
◉読書 ★3.5 単純に「頭がよい」ってどういうことなんだろうと疑問に思ったので読んでみた。記憶力がよい?、知識が豊富?、偏差値が高い?、IQ(知能年齢÷暦上年齢×100)が高い?、学校の勉強ができる?など一般的にはこんなところだろうか・・。でも今では、誰もがそんなことばかりじゃないと思っている。で〜この本は、名作パズル・難問・奇問、全25問、天才たちのエピソードにも触れながらその基準がどこにあるのかを探る・・なるほど、IQもいいのだが世の中、EQも重要だと思う・・、まあ頭のラジオ体操第一にはなるわ・・笑2018/10/28
かしまさ
10
ひらめきパズルの問題を堪能する本かと思ったらむしろ逆(笑) 答えを教えてくれない問題まであります。でも「わからない」をインスタントに抜けようとしてすぐに答えを求めるのは頭が良いとは言えない、って一理ある。難しい問題に解答が1個も出せないよりは間違った答えばっかりでも10個出せる方がマシと。さて、答え書いてくれなかった問題は今年いっぱいじっくり考えます(笑)2020/09/17