中公新書ラクレ
「日本の私」をやり直す

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502087
  • NDC分類 304
  • Cコード C1236

出版社内容情報

大人も若者も、今や“人生の迷子”である。個人個人が未曾有の危難の時を迎えた平成の世において、正しい道を歩み直すためには、本当の「日本の私」を主体に据えなければならない――。日本の行く末を憂う著者が万難を排して放つ、謦咳の書。「今どきの若者が路上で座り込むワケ」「フリーター・ニートでいるのは本当に悪いことなのか」「日本人は判官贔屓か」「清貧とはただの贅沢ではないのか」「公のために死ねるか」など、われわれが日頃抱いていた錯誤に満ちた日本人像を、平安から現代までの歴史の深層をたどり直すことで、精緻に正していく。あいまいではない、美しい「日本の私」とは? 明日の幸福を祈念する全日本国民必読書。

内容説明

“人生の迷子”となっているのは、若者だけではない。大人は、迷子になっていることさえ分かっていないのだ。平安から現代までの歴史の深層を見直しつつ、本当の「日本の私」像を探る。

目次

第1部 「日本化(ネオ・ジャパノイド)」する若者たち(今どきの若者は、本当にダメなのか;フリーターとニートのお金と仕事と幸福;日本文化とは「おたく」である)
第2部 大人も分かっていない「本当の日本人」(「本当の自分」なんて、なかった;今どきの「責任」;「愛国心」は悪なのか)
第3部 「日本の私」をやり直せるか(「公」のために死ねるか、という問い;なぜ改革はうまくいかないのか;「日本の私」はどこへ行くのか)

著者等紹介

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
評論家・歯学博士。1962年、茨城県生まれ。91年に鶴見大学大学院を修了。学生時代から文芸評論家として活動し始め、その後、歯科医として日々診療を続けながら、大衆小説・科学小説・思想史研究・家族や若者の問題など、多ジャンルにまたがる旺盛な執筆活動を行うようになる。96年、『偽史冒険世界』(筑摩書房)で第10回大衆文学研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あーさー

1
日本の歴史をたどりながら、「(発売当時の)今」ニュースやワイドショーで取り上げられている出来事を論じている1冊。すべての論に頷くわけではないですが、1つの見方として参考になります。2023/02/04

入江・ろばーと

0
“フリーター・ニートは、昔から日本では理想とされた生き方だった”とか、色々「斬新」な見方が面白かった。2013/10/19

Guro326

0
http://homepage1.nifty.com/ishiguro/diary/200805.html#20080507_12103600232008/05/07

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