出版社内容情報
類人猿もヒトをも生みだしてきたアフリカ.その広大な大陸の多様な森をヒトのルーツを求めて踏破してきた人類学者が描きだす自然の姿と人のありよう.多雨林で暮らす採集狩猟民や焼畑農耕民の生き方をとおして,太古から人を育んできた「森」の自然を考える.
内容説明
人と自然の織りなすミクロコスモス。ヒトのルーツを求めてアフリカの森を歩く人類学者のフィールドノート。
目次
第1章 ヴィルンガ
第2章 ルーウェンゾリ
第3章 カヨンザ
第4章 イトゥリ
第5章 多雨林の南辺
第6章 コンゴ盆地
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sibafu
2
シリーズ「熱帯林の世界」の一巻目。著者の伊谷純一郎さんはサルなどの霊長類研究で著名な方らしい。始めの方に意外にもゴリラの観察記録があって驚いた。他にもボノボ(ピグミーチンパンジー)や見たこともない鳥など、数々の動物が登場する。森というよりは山の印象が強く、植物よりも動物を観察している。舞台はアフリカだが、かなり標高の高い山の登山もしていて意外にも寒さの厳しい土地でもある。森に住む人々は原始的に暮し、動物の中でもピグミーは知能が高い。サルと人間の差なんて紙一重なんだろう。他の巻も読む予定。2013/10/30
カネコ
1
○2009/07/20