内容説明
我々はたった4%の物質の中だけで生きている!インフレーション理論の提唱者が、“無”から始まり、137億光年の大きさまで膨張した宇宙の壮大なる物語を解き明かすサイエンスノンフィクション。
目次
プロローグ 宇宙論の現在―「精密宇宙論」と精密観測の時代へ
第1章 「宇宙創世記」のシナリオ
第2章 最新科学が導き出した宇宙の全貌
第3章 ビッグバン理論の限界
第4章 1つの力が分かれ、4つの力に
第5章 宇宙創生―インフレーションモデルにたどり着くまで
第6章 宇宙のパラメーター
第7章 宇宙に広がる暗黒物質「ダークマター」の正体は?
第8章 ブレーン宇宙モデル―高い次元の空間の中に浮かぶ3次元の膜
エピローグ 第2のインフレーションが始まった?
著者等紹介
佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
東京大学大学院理学系研究科教授ビッグバン宇宙国際研究センター長。1945年香川県生まれ。1968年京都大学理学部卒。北欧理論物理学研究所客員教授などを経て、1990年から東京大学院理学系研究科教授。専門は宇宙論と宇宙物理学で、特に宇宙の創生と初期宇宙を研究している。インフレーション理論の提唱者の1人
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