まちづくりは面白い―地域から人間の生き方・暮らし方を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434032196
  • NDC分類 318.6
  • Cコード C0036

内容説明

人間らしく生きたい、人間と共に生きたい、閉塞ニッポンを変える。グローバリゼーションに対抗するまちづくり・地域づくりをすすめる参加と共同の思想とそのモデル。

目次

第1話 まちの文化と歴史をつくる(地域誌『谷根千』創刊のころ;地域誌は非営利市民事業 ほか)
第2話 人を結う湯布院(心癒される温泉地;保養地としての温泉をめざして ほか)
第3話 森は海の恋人(海がおかしくなった五〇年代;川が運ぶ養分で海が豊かに ほか)
第4話 近自然の川をつくる(近自然河川工法とは何か―生態系を取り戻す;市民運動としての川づくり ほか)
第5話 山里の自然と暮らしから(人が暮らしてよくなる自然や風景もある;自然を受け入れながらこなしていく生き方 ほか)

著者等紹介

森まゆみ[モリマユミ]
東京都文京区動坂生まれ。早稲田大学政経学部卒業。1984年、季刊の地域誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。併せて、地域史・評伝・小説などさまざまなジャンルで作家として活動している

中谷健太郎[ナカヤケンタロウ]
1934(昭和9)年生まれ。1957年、明治大学を卒業、東宝撮影所に入社。稲垣浩、千葉泰樹監督などの下で、助監督を務める。62年、父の死により帰郷。旅館亀の井別荘を継ぐ。以降、湯布院の町づくりを、ゆふいん音楽祭、牛喰い絶叫大会、湯布院映画祭などの企画や、新郷土料理の開発などさまざまな分野で実行してきた。七〇年代から今日まで、町づくり誌である『花水樹』『風の計画』『風の計画ふくろうが翔ぶ』などの編集人、発行人などを務める。湯布院町商工会長、潤いのある町づくり審議会長、由布院温泉観光協会会長などを歴任。ふくろうの会代表世話人

畠山重篤[ハタケヤマシゲアツ]
1943年生まれ。宮城県気仙沼湾の唐桑町在住。県立気仙沼水産高校を卒業後、家業の牡蛎養殖業を継ぐ。海の環境をよくするためには川や森を守ることが大切だと、「牡蛎の森を慕う会」を結成、1989年から気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山で、漁民による広葉樹の植林運動「森は海の恋人」運動をすすめている。同時に、上流域の子どもたちを招き、環境教育の体験学習を続けている

福留脩文[フクドメシュウブン]
1943年、高知県に生まれる。東海大学工学部土木工学科卒業。74年に(株)西日本科学技術研究所を設立、代表取締役に就任。自然の営みを再認識し、人間の文化や経済のあり方を見直してきた。スイス・ドイツの歩みを学ぶとともに、わが国の風土にあった地域開発のあり方を模索し、多くの異分野の人たちとの協同作業を通じて、各実施段階における問題解決のための実践活動を試みている。そのかたわら、高知大学非常勤講師(自然総合・景観デザイン工学・砂防学)、建設省建設大学校講師(近自然河川工法)、愛知県矢作川上流域渓流環境整備計画策定委員、長野県鳥居川生態環境検討会委員、愛媛県リゾートアドバイザー、鹿児島県上屋久町屋久島登山道モデル造成プロジェクトチーム員、高知県清流四万十川総合プラン21推進委員会委員、高知県環境審議会委員などを歴任。その間、四国地建創造大賞グランプリ受賞、環境庁長官より感謝状を受ける

内山節[ウチヤマタカシ]
1950年、東京生まれ。哲学者。存在論、労働論、自然哲学、時間論などを中心に研究をすすめている。群馬県上野村に、半村民として暮らしている
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