ちくま新書<br> 日本人とイギリス―「問いかけ」の軌跡

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ちくま新書
日本人とイギリス―「問いかけ」の軌跡

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480056191
  • NDC分類 319.103
  • Cコード C0221

内容説明

日本と同様の小さな島国であるイギリスが、なぜ世界の覇者になり得たのか。その秘密を探りだし学びさえすれば、いつか日本も追いつくことができる―。幕末以来、イギリスは学ぶべき模範、追いつくべき標的であり続けた。その間、日本人はイギリスに、何をどのように問いかけてきたのだろうか。ウィリアム・アダムズの漂着から400年、なかでも幕末開国期から明治期を中心に、文化接触の問題に焦点を合わせて、日英交流の歴史をたどる。

目次

第1章 日英関係のはじまり―アダムズと平戸
第2章 鎖国下のイギリス情報―『和蘭風説書』
第3章 追りくるイギリス―英学の誕生
第4章 禁制を犯した留学生―長州、薩摩そして幕府
第5章 「岩倉使節団」のみたイギリス―「甚タ親切ナラス」
第6章 「お雇い外国人」に負うもの―ジェントルマンの移植
第7章 議会政治への接近―「一種無類の制度」
第8章 明治時代のイギリス史理解―「歴史を学ぶにしかず」
第9章 夏目漱石の憂鬱―「私は英吉利を好かない」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tieckP(ティークP)

5
今井氏の歴史概説書の書き方が気に入ったので手に取った本。題名からは民族性の違いを扱った本かと思われるが、実際は日本における戦国時代以降、漱石までの英国の技術・制度受容史。著者の専門に近い内容だけに手堅いが、その分、資料の引用に終始していてビジョンが無いのは、他の彼の概説書に比べて寂しいところで、また引用も文語やカタカナをそのまま載せているので新書として不親切。著者にはちくま学芸文庫に「明治日本とイギリス革命」という本があり、そのトーンで短い新書を書いてしまっている。読んで損はないが忘れられた本なのも納得。2019/02/12

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