東洋文庫
月と不死

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  • サイズ 新書判/ページ数 361p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582801859
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0139

出版社内容情報

著者は日本民俗学界の異色の存在として知られるロシア人学者で,柳田国男,折口信夫らと親交を結び,沖縄,東北などの民俗を採録した。本書は日本語で発表された論文・書簡を網羅した唯一の著作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

3
日本民俗学黎明期に足跡を残したネフスキーの論文とその生涯。表題の論文はごく短いですが叙情的な美しい文章でした。2009/10/04

to_why_

2
ロシア人であるニコライ・ネフスキーが美しく繊細な日本語で綴った、日本民俗学関係の諸論文といくつかの手紙を編纂した一冊。『月と不死』の論文自体はとても短くて、未完だけど、魅力的。宮古島諸島でのフィールドワークによって得られた伝説や民話を分析し、月に関する古代の観念を解き明かそうとしている。青ざめた月にこそ心を許す日本人のあり方は、ネフスキーの共感を呼んだのだろうか。手紙に綴られた言葉のかわいらしさが、なんとなく人となりを想像させる。大切にしたい本です。2019/10/18

工藤 杳

1
民俗学のことはよくわからないが、後半の解説で語られるネフスキイの生き方がめっぽう面白い。 月と不死という言葉だけ聞くとプラトーノフだし、宇宙主義でしかない2018/02/11

でろり~ん

0
学者、という人たちに縁は無いのですが、戦前の学者ってなんだかエライ人のような気がするです。日本語、琉球語、アイヌ語ってほとんど別の言語だと思うけれど、ロシアの学者がこういう業績を残しているのって凄いことだなあ。でもねえ、貴重な本であることは疑いないことだし、大事にしてねって感覚も分からないことはないけれど、東洋文庫さん、高いよ! 豪華本でなくとも良かったんでない? その方が価値を伝える役にはたつような。。。2016/07/23

mizube

0
とても美しい文章でした。2016/05/13

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