叢書・ウニベルシタス<br> 外国人―我らの内なるもの

叢書・ウニベルシタス
外国人―我らの内なるもの

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003134
  • NDC分類 230.04
  • Cコード C1310

出版社内容情報

外国人をめぐる古来の差別と排斥,受容と同化の歴史を辿りつつ秩序の越境者としての外人=異人の位相を浮彫にし,外国人問題を内なる〈他者〉の問題として捉える。

内容説明

神話の時代から今日まで、外国人をめぐる差別と排斥、受容と同化の歴史をたどりつつ、秩序の越境者であると同時に内なる者を映す鏡でもあった外人=異人の相貌を浮彫りにし、現代世界を深層から揺るがす〈外国人問題〉を我々の内なる〈他者〉の問題として問いなおす。

目次

外国人のためのトッカータとフーガ
古代ギリシア人と異国人、哀願者、居留外人
神の選民、外なるものが選ばれて
聖パウロと聖アウグスティヌス―追放療法と巡礼
どんな資格で外人に?
ルネサンス、《雑然とまとまりなき》
啓蒙主義と外人
普遍的なもの、それは…我々自身の異質性ではなかろうか?
さてどうするか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

4
「ロベスピエールは言う『外国人どもは我々の委員会や部会において審議に加わり、我々のクラブに入りこみ、国民代表の聖域にも席を占めてきた…彼らは我々のまわりをうろつき、我々の秘密を嗅ぎつけ、我々の関心事にわりこみ、我々の意見に口をだしたがり、我々のだした結論をくつがえそうとする。あなた方が弱虫なら?彼らは用心深いといってほめる。用心深かったら?弱虫だといってけなす。あなた方の勇気を蛮勇だといい、あなた方の正義を残酷だという。…自由の守り手たちを殺害しておきながら、、一夜明ければその葬式に加わっている』」2017/05/06

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