出版社内容情報
フッサールの問題構成およびその展開としての〈歴史的現象学〉に対する批判。現象学の可能性をめぐる問題として,現象学の定義=概念そのものを根源的に問う。
内容説明
フッサールの問題構成およびその展開としての“歴史的現象学”に対するアンリの批判的論考。現象学の可能性をめぐる問題として、現象学の定義(概念)そのものを根源的に問う。
目次
緒言 現象学の問い
第1章 ヒュレー的現象学と実質的現象学
第2章 現象学的方法
第3章 共‐パトス(フッサールの『第五デカルト的省察』についての諸反省;共同体の現象学のために)
著者等紹介
吉永和加[ヨシナガワカ]
1968年生まれ、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退(哲学専攻)。現在、大阪大学大学院文学研究科助手
中敬夫[ナカユキオ]
1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。京都大学文学部(哲学)研修員を経て、現在、愛知県立芸術大学美術学部助教授
野村直正[ノムラナオマサ]
1954年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。現在、京都産業大学非常勤講師
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