内容説明
覚せい剤、大麻、シンナー…、薬物がこんなにもはびこってしまった今、犯罪とは無縁にみえる、ごく普通の家族にとっても、薬物事件は「他人事」ではなくなってしまった。気づいた時には、息子が、娘が、あるいは夫が薬物で警察に拘置され、平和だった家庭が崩壊寸前にまで追いつめられる―。その一方で、薬物犯罪に対してあまりにも無防備で、対策を欠いている社会や家庭の無力さ―。200件を超える薬物事件を担当してきた筆者が、各方面への取材をふまえ、親、そして教師が、いま何をすればいいのかを具体的に考える。巻末資料も充実。
目次
第1章 若者と薬物の接点―薬物使用は個人の問題か
第2章 君の人生にとっての危険―いま薬物を禁ずる理由について
第3章 親と教師がやるべき仕事―話し合いからトラブル対応まで
第4章 依存からの回復―もっと知りたい治療法の実際
第5章 薬物を取り締まる法とは―規制の背景と現状
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