哲学的冒険―形而上学へのイニシアシオン

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784621070390
  • NDC分類 111
  • Cコード C0010

目次

第1話 小説と形而上学―“ひりひりと背筋にうずくもの”
第2話 物のうちにはいるとは―形而上学の知りかた
第3話 概念と存在のちがいは―スーパーの入社式と新宿の人ごみ
第4話 形而上学は“脱構築”されるのか―デリダの形而上学批判
第5話 壁の向うを見るとは―“幼い子でも形而上学を理解する”
第6話 生きるのをやめて話せるようになる―娼婦が哲学者と話したら
第7話 自由と責任―自分を証しするもの
第8話 言葉と経験―形而上学がめざすもの

著者等紹介

佐藤一郎[サトウイチロウ]
1952年東京生まれ。東京大学文学部卒業。NHKで二年余り記者として勤めた後、東京都立大学大学院に入り、同博士課程中退。山梨大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

12
「いったん生きることをあきらめたほうがうまく話せるのだ」。以前観たゴダールの『男と女のいる舗道』で一番印象的だったのがこのセリフだった。この本の6章ではそのセリフが出てくる哲学者とアンナ・カリーナとの会話シーンを題材に、生きることと哲学することの関係について語られている。上のセリフやライプニッツについて哲学者が語る箇所等も、字幕より厳密な訳で解説されていて分かりやすい。ここでの説明を念頭にまたあの映画を観てみたくなった。2014/06/07

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