内容説明
東京大田区や北イタリアのプラートなどに見られる多数の中小企業が集まる「産業集積」はこれからの活力にみちた産業発展を考えるキーワードである。なぜ多くの中小企業が集まるのか、なぜその集積は存続するのか、柔軟な分業とはどういうものなのか、どういう政策が求められているのか、さまざまな問いに立ち向かう。
目次
第1章 産業集積の意義と論理
第2章 新しい中小企業論
第3章 産業集積における分業の柔軟さ
第4章 産業集積とマーケット
第5章 産業集積「崩壊」の論理
第6章 大都市産業集積のゆくえ
第7章 企業城下町の変遷
第8章 創業と創業支援
第9章 産業集積における革新の担い手
第10章 産業集積研究の未来