Sekaishiso seminar
南方熊楠の思想と運動

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790709381
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3321

内容説明

和歌山中学から東京大学予備門時代、そして神社合祀令廃滅運動を終えた大正中期から晩年の1941年に至る時代を通じて、比類なき粘菌学者・思想家、かつ自然保護に奮闘した、しかも稀にみる国際人でもあった南方熊楠の実像に迫る。

目次

近代世界と南方熊楠
第1部 自由民権とその時代(共立学校・東京大学予備門と熊楠―一八八三~八六年)
第2部 自由民権から国際主義へ(北アメリカにおける自由民権運動と熊楠―一八八七~九二年;ロンドン時代の熊楠―一八九二~一九〇〇年)
第3部 大正デモクラシーの先覚者として(熊楠と孫文、そして大逆事件―一九〇一~一一年;熊楠の神社合祀令廃滅運動―一九〇九~二一年)
第4部 自由主義者の行動と試練(熊楠の南方植物研究所資金運動、進講とその顕彰―一九二一~三〇年;晩年における熊楠の行動と理念―一九三一~四一年)
南方熊楠と未来

著者等紹介

後藤正人[ゴトウマサト]
1943年青森県に出生。1969年早稲田大学大学院法学研究科修士課程(日本法史学)修了。1976年大阪大学大学院法学研究科博士課程(日本法制史)単位取得退学、和歌山大学専任講師。1988年和歌山大学教授。1992年和歌山大学大学院教授、大阪大学法学部講師、現在に至る。専攻は法社会史、社会科教育、社会文学
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