内容説明
本書は、市町村合併について考えるための材料を提供し、目先の困難や「ドミノ」的雰囲気にまきこまれず、この問題について自治体関係者や住民が誤りない判断・選択をしていただくための一助となるようまとめたものです。
目次
第1章 地方自治と自治体分合の原則(自治体の区域・規模の考え方―「自治の単位」と「行政の単位」;自治体分合の決定原則―地方自治法 ほか)
第2章 市町村合併の歴史的教訓と国際比較(「昭和の大合併」―半強制合併とその教訓;ヨーロッパにみる合併の歴史と教訓 ほか)
第3章 合併の論理とその虚実(行政需要広域化と自治体の規模;行政需要の質的変化と自治体の能力 ほか)
第4章 合併に代わる道―政策と行動(もう一つの「改革」;アクション・プラン)
著者等紹介
加茂利男[カモトシオ]
1945年生まれ。大阪市立大学法学部卒。現在、同大大学院教授。専門は政治学。1998年から自治体問題研究所理事長
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