新書y
日本人の声

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784896917093
  • NDC分類 491.368
  • Cコード C0240

内容説明

「女性の声は低音化し、男性の声は高音化している」や「子どもの声が低くなった」というのは本当だろうか?「海外ではこぶしやだみ声が受け入れられない」や「仏教と声には意外な関係がある」というのは事実か?あまりに身近すぎてふだん意識することのない声を理解するために、発声のメカニズムといった声の基礎知識から、人を癒したり、安心させたりする声の不思議な力までを解読。発する人の体格から気質、生活環境、時代状況までを反映する声を通して日本人を浮かび上がらせる画期的な試み。

目次

第1部 声の科学(声とは何か;声から何がわかるのか)
第2部 声と日本人(日本人の声を知る)
第3部 声の力(声にできること)

著者等紹介

鈴木松美[スズキマツミ]
1941年東京都生まれ。近畿大学理工学部電気工学科卒業後、ソルボンヌ大学、アダム・スミス大学などで理学・法学・心理学の博士号を取得。警察庁科学警察研究所、科学技術庁などを経て日本音響研究所を設立。現在、日本音響研究所所長、アダム・スミス大学教授。また、『TIME』誌が選んだ2002年ベスト発明品に選定された「バウリンガル」の開発にも携わった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

34
2003年刊。ビン・ラディン氏の声紋を分析した研究者が幅広く声を語る。色んな周波数(高さ)の音を筒に通すと、大きな筒(=共鳴体)は低い音を強め、高い音を弱める。小さな共鳴体では逆になる。コントラバスとバイオリンの違いで、人間だと顔や身体が共鳴体。体格、言語、文化により、基本的な声の高さや強さが違う。お風呂で歌うと上手く聴こえる根拠は色々あり、うがいして歌うのも有効。声の高さは気圧に影響され、ヘリウムガスは気圧が低いから声が高くなる。実在の歌手やヒット曲を挙げて説明する「こぶし」と「ビブラート」が秀逸。2020/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/64696
  • ご注意事項

最近チェックした商品