内容説明
本書は、著者シュミットのヴァイマール期、ナチズム期の憲法論や政治論が、どのような「歴史的帰結」をもたらしたのかを考える上で格好の材料を提供するものである。それはまた、昨今のわが国の憲法論議において話題となっている、在日外国人の参政権・人権問題、国旗・国歌問題、議会運営問題、そして首相公選制問題等々を考える上でも「反面教師」的な役割を果たすものである。
目次
第1章 シュミットの議会解散論と大統領選挙に対する態度
第2章 シュミットの緊急権に対する見解
第3章 シュミットの全体国家論
第4章 シュミットとパーペン・クーデター
第5章 シュミットの法治国家論
第6章 シュミットとナチズムの法思想
第7章 第三帝国におけるシュミットの友・敵思考の展開
第8章 シュミットの反ユダヤ主義
-
- 和書
- 図解カオス入門 展開編