講談社学術文庫<br> 天才数学者はこう解いた、こう生きた―方程式四千年の歴史

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講談社学術文庫
天才数学者はこう解いた、こう生きた―方程式四千年の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062923606
  • NDC分類 411.4
  • Cコード C0141

出版社内容情報

大天才の発想と努力に感動し、その生涯に思わず唸る。方程式の視点から、4000年の数学史を一気に駆け抜ける痛快無比の入門書。古代のバビロニア、エジプトの名もなき天才数学者たち、ギリシアのピタゴラス、アナクサゴラス、ユークリッド、アルキメデス……。アルジェブラの語源になったアル=フワーリズミはアラブ世界で数学の礎を築きました。ルネッサンス以降、伊・仏・英では、綺羅星のごとく天才数学者が誕生します。タルターリャ、フェラーリ、カルダノ、ヴィエト、デカルト、ジラール、ハリオット、ウォリス……。そして近代になると、ニュートン、ラグランジュが方程式に果敢に挑み、一九世紀にはガロアとアーベルという二人の大天才が、方程式には解があるが、解を公式のかたちでは表現できない(5次以上の一般方程式)ことが証明され、方程式四千年の歴史にひとつの終止符が打たれることになりました。
小数、負の数、虚数、超越数……。方程式との格闘は、数のフロンティア拡大の歴史でもありました。
方程式の視点から4000年の数学史を読み解く絶好の入門書です。

プロローグ 大発見と天才伝説
    年 表
第一章 古代の方程式――バビロニア、エジプト、ギリシア、アラブ世界
    1 パピルスと粘土板の天才たち
    2 ギリシア数学の黄金時代
    3 方程式を発明した男、アル・フワリズミ
第二章 伊・仏・英「三国志」――数学のルネッサンス
    1 イタリア・ルネッサンス、ヨーロッパ数学の復活
    2 フランスの数学革命
    3 そのころイギリスでは
第三章 ニュートンとラグランジュと対称性――科学革命からフランス革命まで
    1 対称性の発見、ニュートンの奇跡
    2 ラグランジュと代数学の基本定理
第四章 一九世紀の伝説的天才――アーベルとガロア
    1 悲劇のアーベル
    2 ガロア、謎の決闘に死す
エピローグ 未解決問題のフロンティア
    参考文献
    あとがき
    練習問題解答
    真剣に数学したい人のための付録
    索引


木村 俊一[キムラ シュンイチ]
著・文・その他

内容説明

万物は数であるという謎の数学教団を組織したピタゴラス、抜群の工学的センスを持つアルキメデス、三次方程式の解の公式を知っていた数学勝負師タルターリャ、フェンシングの達人デカルト…。小数、負の数、虚数、超越数…。方程式との格闘は、数のフロンティア拡大の歴史でもあったのだ。四千年の数学史を一気に駆け抜ける痛快無比の入門書!

目次

プロローグ 大発見と天才伝説
第1章 古代の方程式―バビロニア、エジプト、ギリシア、アラブ世界(パピルスと粘土板の天才たち;ギリシア数学の黄金時代;方程式を発明した男、アル=フワーリズミ)
第2章 伊・仏・英「三国志」―数学のルネッサンス(イタリア・ルネッサンス、ヨーロッパ数学の復活;フランスの数学革命;そのころイギリスでは)
第3章 ニュートンとラグランジュと対称性―科学革命からフランス革命まで(対称性の発見、ニュートンの奇跡;ラグランジュと代数学の基本定理)
第4章 一九世紀の伝説的天才―アーベルとガロア(悲劇のアーベル;ガロア、謎の決闘に死す)
エピローグ 未解決問題のフロンティア

著者等紹介

木村俊一[キムラシュンイチ]
1963年生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。シカゴ大学にてPh.D取得。MIT、ユタ大学、ヴァージニア大学、マックス・プランク研究所などを経て、広島大学教授。専門は、代数幾何(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to boy

25
前半は何とかくらいついていけましたが、後半は加速度的にレベルが上がって難しかった。それにしても今まで思っていた数学史をひっくり返されたような思い。古代では二次関数も平方根も作図で解いていたとは驚き。エジプト、バビロニア、ギリシアの時代から名もなき天才たちが築いてきた歴史が分りました。当時、60進法で計算していた事は今の10進法に慣れた我々からは信じられないくらいの複雑さがあります。中世、近代の記述は内容のむつかしさと事例の少なさでちょっと不満があります。(もう少しレベルを落としてください)2016/04/20

future4227

22
この歳になってようやく数学が面白いと感じられるようになった。ド文系の私にはほとんど理解できない内容だったけど、天才数学者たちの苦労や波瀾の人生が垣間見れて、面白く読めた。昔の人って頭良かったんだなぁとつくづく思う。それにしても、天才数学者の書いた論文を二度も紛失してしまうパリ・アカデミーってどんだけ杜撰な組織なんだ?2016/07/05

キリル

9
この本の数式を理解するには私のレベルは足りなさ過ぎた……数式はさておき、方程式の発展に数学者たちがどのように関わってきたのかがエピソードを交えて説明してあって面白かったです。特に最終章の二人の話には著者の力の入れ様が感じられました。著書のあとがきに後世まで長く残りますようにと書いていたという話は数式からは見えない著者の人となりが感じられて印象的でした。どの数学者もかなり波乱に満ちた人生を送っているんだなぁ~と思いました。2016/12/31

suzuki

4
代数幾何が専門である著者が、ギリシャ時代から20世紀初頭までの著名な数学者による業績と、その生涯について綴っている。 著者の語り口にはユーモアがあって文章は読みやすい。 これまで、教科書に載っている定理の名前だけで知っていた記号のような存在だった数学者たちの生涯を知り、生身の人間としてのイメージを掴むことができた。 ということで、「こう生きた」の方は堪能することができた。 一方、「こう解いた」に関しては、紹介されている理論を理解しながら読み進もうとしたが、数学嫌いの理系人間の自分は途中で脱落。。2019/04/22

Riko

3
図書館で借りた2023/01/26

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