内容説明
戦国七雄のうち最も西方の秦は、紀元前二二一年、ついに天下を統一したが、わずか一五年で滅亡。項羽との激闘に勝利して劉邦が創始した漢帝国は、新をはさんで前漢と後漢の劉氏二四代、四〇〇年も続く。荒ぶる英雄の野望と、災害・内乱に揺れる社会の実像に、『史記』『漢書』などの史書、新発見の兵馬俑や大量に出土した竹簡文書の解読から肉迫する。
目次
第1章 ファーストエンペラーの誕生
第2章 皇帝制の成立
第3章 秦楚漢の三国志
第4章 劉氏王朝の誕生
第5章 武帝の時代1 司馬遷の生きた時代
第6章 武帝の時代2 領土拡大
第7章 後宮の窓から見た帝国の行方
第8章 民衆の世紀
第9章 自然災害と内乱の世紀
著者等紹介
鶴間和幸[ツルマカズユキ]
1950年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。茨城大学教授を経て、学習院大学文学部教授。秦漢帝国の歴史や兵馬俑、始皇帝陵について現地調査を進めながら研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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